2011/12/22

建売と注文住宅

幸いに建売住宅の設計はやったことがないのですが
どのようなことが要求されるでしょうか
想定しました

①容積率いっぱいであること
 土地本位制のわが国では建物が良いことよりも
 土地が有効に使い切れていることが大事です

②個室(5~6帖)の部屋数が取れていること
 何LDKかというので住宅の大きさ良し悪しが判断される
 主寝室を10帖にして子供室を4.5帖にするようなことは出来ない
 なぜならばどのような家族構成の家族にも
 勧めることが出来るようにしたいから

③リビング階段など好き嫌いのある設計は避ける
 これも誰にでも売れるため

結局は誰にでも住める家であること
そのためプランニングに関しては個性のない狭い部屋の寄せ集め
と成ります

これを買うのは靴を買う時に寸法だけ見て履いても見ないで
買ってしまい靴に足を合わせて我慢しているようなものだと感じます

注文住宅で将来転売をする事を目的にするのでなければ
家族に合わせたオリジナルの設計でありたいと思います
誰にでも合うようには考えないで
私はこうありたいという考えでいてほしいと思います

下の間取り図は昨日の記事の建売住宅の土地に
個性を許された設計をするならばと考えて作ったプランです


111219知恵袋2_800

主な変更点
①車の置き方を2台並列→縦横駐車
 まとまった住宅部分を確保してプランに自由度を与える
②居間に有効採光の窓を取る
③不自然な勝手口→ダイニングキッチンに 有効に利用できるテラス
④収納を有効に利用できる様にする

ちょっと冒険なのは
玄関を廊下から切り離したことです

玄関が非常に熱負荷が大きい事によります
例えば冬の寒い日にお風呂やトイレに行く時に
冷え切った玄関と繋がっている廊下を通っていくよりも
安全だからです

またこれはリビング階段の変形でもあります
吹き抜けになる階段室を居間から区画する考え方です

デメリットは朝の忙しいときなど
個室→玄関の動線が長いことですが
施主の顔が見え価値観を確認できる
建売住宅でない場合に出来る提案です

同じ敷地でも設計しだいで生活の内容が大きく変わる
と言うのがお分かりに成ると思います
関連記事

スポンサーリンク

コメント

非公開コメント