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2016/11/09

犬の腰痛?(ペットと住む家)

こんにちは間取りづくり、家づくりボランティアの間取作造です。

「犬が腰痛になる~?!」( ゚Д゚)
初めて知りました。
腰痛は二足歩行の人類の専売特許だと今まで信じてきました。

間取り作りのお客様には様々な方がいらっしゃいます。
ペットと住む家は何度か設計しています。
今回もそのようなご依頼の一つだと思っていました。


都心部の狭小敷地、3階建てで1階はインナーガレージ
その奥にLDKというリクエスト。

???1階インナーガレージだと2階にLDKでしょ。
と思って確認すると。

ミニチュアダックスフンドを3頭飼っているとのこと。
そう確かに家族構成の中にそのように書いてありました。
「それが何か問題ですか?」
とお伺いすると
ミニチュアダックスフンドは胴長短足で階段が苦手
段差のあるところで暮らすとヘルニア、腰痛になる。」とのこと。

確かにネットで調べてみると
ソファーへの上がり降りも良くない。
ソファー用のスロープがある。
というようなことが分かりました。

胴長短足と聞いて他人事ではなく感じ
なんとかしなければ、、、

とはいえどもインナーガレージの奥の暗く狭いLDKでは
人が病気になりそうだし
2階LDKにして
「階段は抱っこして上がり降りしましょう」と考えましたが
「3頭いっぺんに毎回ではとても身が持ちません」
なるほど、、、、

そして出した答えは、、、



勾配の緩い階段を作り
階段の段板に板を載せてスロープにする方法です。

160710十三の家6 

階段幅:1000mm
蹴上:175mm
踏み面:270mm
スロープ幅:300mm

段々だと歩幅が制約され昇降のたびに
腰に衝撃を与えます。
スロープであれば歩幅も自由になり
衝撃もコントロールできます。


出来上がった階段の上に板を渡せば良いので
DIYでも簡単です。
ホームセンターで幅30cmの棚板を買ってきて並べ
滑らないようにパンチカーペットを貼ってあげれば出来上がりです。

こんなな方法で大丈夫かな?
と考えて「愛犬の選び方」さんにも相談いたしました。

「抱っこでの昇降が出来なければそのような方法がベストでしょう」
と賛同いただきました。

人に対してのバリアフリーは「人間工学」という分野で研究されています。
今回いろいろ調べてみて
ペットのための「ペット工学」という研究分野が必要だと感じました。
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コメント

非公開コメント

No title

こんにちは☆
コメントありがとうございます(ノw`*)

確かにダックスと一緒に暮らしてると
段差が気になってしまいます。
うちの子たちは、全然気にしないで
ピョンピョン飛び回るので、ハラハラ(^_^;)

いつも「なるほど〜」と
ブログ拝見してました♪
リンクありがとうございます( ´▽`)
私も後ほど貼らせていただきます☆

これからもよろしくお願いします(o^^o)

ペット工学??は全くわかりませんが、
エミと住んでるにゃんこもおデブってこともあって高いところにはにゃんこなのに上がれなかったりしますね(笑)

わんこのヘルニアのためのおうち設計から完成まで楽しみですね!