2013/11/15

間取り図の中で生活してみる

間取りが出来上がったのは良いけれど
その間取りが良いか悪いか判らない。

そんな時には
「間取り図の中で生活してみる」
と言う方法があります。

朝起きてから寝るまでの一日。
平日の一日と休日の一日とを検討します。

どういう風にするかと言うと
自分の図面上の位置を鉛筆でなぞります。

朝起きて寝室から洗面にと言う場合は
寝室のベッドの位置から洗面所までをなぞってみます。
ドアはどう開いて、洗面台はこんな感じで
窓がここだから、東からの光がこう入って
と考えながらやってみます。

洗面からキッチンに
キッチンでは冷蔵庫から食品を出して
流しで洗って調理台で切ってコンロで加熱して
そのときのフライパンはここ、お皿はそこ、包丁は、、、
と延々と一日の流れをチェックします。


例えば、お風呂に入って寝室に行くことを考えます。
浴室を出て居間を通って、玄関ホールに出て、階段を上って
廊下経由で寝室に行くような間取りの場合。
玄関ホールは外気温に近い温度になっていますので
冬場はちょっと寒いかも知れません。
そうすると玄関を通らないで寝室に行ければ良いなと思います。

例えば、居間に面してトイレのドアが有ったら
お客さんが食後「ちょっとトイレに」といった時
皆が見送る中トイレのドアを後ろ手に閉めて、、、
洗浄の音もドア一枚では居間まで聞こえます。


例えば、脱衣場が居間に面していると
お客さんが来ているときに
お年頃の娘さんがお風呂に入ろうと思うと
お客さんの居る居間を通って浴室に向かうことになり
ちょっと気まずい思いをします。

と言うように様々なシーンをイメージしながら
鉛筆で人の動きをトレースして行きます。

間取り図を作って生活をイメージしてチェックし
破綻している部分を探し
修正してまた生活をイメージしてチェックして、、、
延々と繰り返して破綻の無い間取りを作ってゆきます。

設計者はこのように住まい手の生活を考えて設計してくれる人と
住みやすさなどの検討は二の次にしてでも
施主の言葉面だけを受け止めて
必要だと言われた部屋を工事がしやすいようにパズルのように並べるだけで
早く仕上げて契約に持ち込もうとすることを考える人もいます。

住まい手は自分のこれからの人生に責任が有ります。
ハウスメーカーの営業は引き渡して入金するまでが仕事です。
もっと言えば契約書に判子をもらいさえすれば自分の仕事は終わった
と思う人も少なくありません。

そのような人がせっつく中で自分で納得いくまで
検討するのはしっかりと自分を持っていなければいけません。
住まい手が良い住まいを手に入れられるかどうかは
住まい手自身にかかっていることを一時も忘れずに居てください。
しっかりと自分で考えて納得して進んでください。

相談する時はきちんとした答えが出る人にたずねるようにしましょう。
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