2012/09/23

大家族住宅 その4

大家族住宅に期待されるものは
経済的なものだけではないはずです。

大げさに言えば「文化の伝承」という事だと思います。

私の祖父母と生活した経験から思い浮かぶのは
1、躾け
2、食文化
3、季節の行事
など、忙しくしていた父母を補うように面倒を見てくれる中で
無意識のうちに伝えてくれたものが有ったように思います。

1、躾け
「躾け」は裁縫の「仕付け」に通ずるのでしょう。
良い事悪い事を知るだけでなく、良い習慣が身につくまで
「仕付け糸」でとめて置くように
何度も何度も良い習慣が身につくまで続く教育です。

例えば
・靴はそろえて置きなさい
・挨拶をしなさい
・片づけしなさい
・ごろごろしていないで
・親の手伝いをしなさい
・「いただきます」「ごちそうさま」
・無駄遣いしない

など頭で判るのでは無く自然にそうなるまで
「躾け」られたように思います。



食卓は掘りごたつになっていて
冬の寒い朝お尻から潜り込んで首を出していると
祖父が「カニがカニが、、」と言いながら
お尻をチクリと抓って
きちんと座りなおすまで抓られたものです。

顔は笑っていても「怠け者になるな」という思いが
詰まっていたと
当時の祖父の年代になって共感するものが有ります。





残念ながら祖父母共に早くに無くなったため
不完全だった事が悔やまれます。



次回は「文化の伝承」食文化です。
美味しいネタを用意しておりますお楽しみに。
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コメント

非公開コメント

躾、食文化、季節の行事。
昔はそういうものがきっちりありましたね。
私が小さい頃、祖父母もいて、お行儀が悪いのは許されませんでしたし、季節の行事は、そのとき毎に行事食をきちんと作り、しっかりとやってくれていました。
祖母がしてくれていたのですが、本当に貴重で素晴らしい体験をさせてもらいながら育ったのだと、とてもありがたく思い出します。
自分の子、特に娘は、自分がしてもらったように、厳しく躾をしながら育てれば良かったと、今さらながら後悔しています。。。

翠様
コメント有難うございます

>躾、食文化、季節の行事。
>昔はそういうものがきっちりありましたね。

第二次世界大戦の敗戦でそれまでの家父長制を否定し
米国文化の流入と高度成長期の家電製品を初めとする
家事労働の変化、食文化の変化など
じっくり考えて取捨選択することなく
流されるように生活が変化してきました。

その経済成長が停滞する事によってやっとかつての
生活文化の中の大切なものを拾い上げるチャンスが訪れたのかもしれません。

>祖母がしてくれていたのですが、
>本当に貴重で素晴らしい体験をさせてもらいながら育ったのだと
>とてもありがたく思い出します。

思い出して再現できるうちに次の世代に残せたらよいですね。

>自分の子、特に娘は、自分がしてもらったように、
>厳しく躾をしながら育てれば良かったと、今さらながら後悔しています。。。

躾けは「押し付け」として強圧的なところが有ります。
ところが大切な事は「良い所作を習慣付ける」事です。
それは自分の子供に対してだけではなく自分自身だったり
大人同士だったりしてもいいはずです。
人は習慣によって変わります。
「〇〇のための〇〇の習慣」と言うような本が
沢山出ている事からも良く判ります。

今自分に課している習慣付けは、
作業が終わったら机の上のものを引き出しに仕舞うこと。
いらない物を捨てる事。
お腹のたるみを防ぐためのドロー・イン
などなど。
自分を躾けるようにしています。