2012/09/06

2.5世帯住宅

リンクさせていただいている「マジメな税理士のいいかげん日記」の

福山先生にトラックバックの許可を得てからしばらくたちます。

なかなか文章がまとまらないなあと思いながら時間ばかりが、、、


 千葉市の税理士ふくやまです。 
先日のことですが、新聞で「2.5世帯住宅」を取り上げた記事を読みました。 
親子2世帯にプラスして独立していない子供を「0.5世帯」として独立性の高い間取り
(専用の洗面台などを設ける)を加えるといったものだそうです。
 以前は「核家族化」というのが一つの流れだったようですが、
もしかするとこれからは「大家族世帯」への回帰が進むのかもしれませんね。
 確かに個人収入は年々減少...
2.5世帯住宅




「2.5世帯住宅」=サザエさんの家にサザエさんの妹で婚活中のアワビさんが同居している。そんなイメージですね。

「2.5世帯住宅」という言葉はあるハウスメーカーさんの提案だそうです。

「二世帯住宅」を売り込みに行ったら婚活中の方がいらして

その方の結論が出るまで、、、と待っているといつになるかわからない。

ということで、その方の同居を前提にした提案を、、、

沢山のケースに直面する営業さんの苦肉の策、いえ現実に即した提案です。




以下福山先生の分析です。

大家族のメリットはたくさんあります。

1、そもそも生活のロットが大きくなるので1人当たりの生活費は少なくて済みます。

2、リタイア世代が家に居ることで子育て世代(働き世代)の夫婦がフルタイムで働くことができます。

3、住宅についても耐久性の高いものを建築することで住居の立替コストも節約できます。

 「大家族世帯」は経済的な視点で言えば良いことばかりといえます。


一方でデメリットを

場合によっては「大家族世帯」故の課題がないとは言えません...

例えば親子のプライバシーの問題や老親の介護や嫁と姑の関係などですね~

これはそのまま核家族化が進んだ理由になります。
 


として


経済が右肩上がりの状況であれば「大家族世帯」のメリットよりも「核家族世帯」のメリットを選択することが多かったのかもしれません。

 さて、今は個人収入が伸び悩んでいます。

 お父さんが稼いでお母さんは専業主婦というスタイルから夫婦で共に働くスタイルが主流になりつつあります。

 それでも世帯収入はなかなか伸びませんし、生活費が減少するようなこともありません。

 教育費や医療費や税金などは遠慮ない負担増です...

 資産の保有状況を見てもリタイア世代の保有資産はしっかりとあるのですが、40代以下の保有資産はとても少ないというのが現状です。

 税制でも世代間の資産移転を促進してはいますが、やはり日常消費のレベルで各世代が統合される大家族化の方が効果は大きいでしょうしスピード感もあるような気がします。

 ここは3世代住宅(居住条件)などの住宅取得優遇税制や助成金を検討しても良いかもしれません。

 時代は「エコ&大家族」ということでいかがでしょうか?



「2.5世帯住宅」という言葉が生まれた背景と「大家族住宅」へ向かっている

時代の流れを読み解いていらっしゃいます。


私への設計依頼でも「大家族住宅」の依頼が増えているという感じがいたします。

長くなりすぎますので「大家族住宅」については次回とします。
2012/09/11

大家族住宅 その1

時代の要請で、二世帯以上の大家族で住む事が
多くなりつつあります。

背景となっている日本経済の状況などは前回の
福山先生の分析の通りです。

間取りに関してみますと
単純には寝室の数が増えると言う事です。
それで済むものであればあまり苦労が有りません。

間取り作りはそこに住む家族の人間関係を
デザインするもの。
と考えると部屋の位置関係とつながりに
想像力を働かせながら作り上げて行く必要が有ります。

施主と配偶者と子供、同居する親世代、その他同居者
それぞれの人と人の関わり方を
それぞれにプライバシーを持たせながら
玄関、風呂、その他の機能を共有できるように組み立てて行きます。

共有する機能によってさまざまな住まい方が考えられます。

最も単純なのが
玄関、風呂など全てを共有して寝室の数が増える形の住宅です。
この場合全ての家族がプライバシーに関しておおらかな事が必要です。

対極に有るのが
構造が一体というだけで、一切の部屋を共有しない形です。
それぞれに単独に生活が成り立ちます。
相互にまったく関知しないアパートのような住まい方が出来ます。
この場合プライバシーは守りやすいけれども
生活費に関しての経済メリット少なくなります。

この両極の間に無数のパターンが存在します。

以下次回に続きます。





2012/09/19

大家族住宅 その2

大家族住宅の定義を
核家族住宅以外とすると異論も出るかもしれませんが
3.5世帯住宅となれば異論は無いでしょう。

施主ご夫婦+お子さん二人+親夫婦+その親夫婦+施主の妹さんと言う家族構成
全ての機能を共有する住宅です。

基本に置いたのは
1、大人の寝室を隣り合うようにしない
2、1階の寝室の上に部屋を作らない
という事です
各世代で生活パターンが異なるため
寝室に対しての騒音を防ぐ目的です。

大家族住宅1大家族住宅1-2

大家族住宅は
家族に高齢者を含むことにもなりますので
バリアフリーである事も
意識しなければなりません。
間取り図レベルでは廊下やトイレを
車椅子の利用が可能なようにするなどの配慮が必要です。
2012/09/22

大家族住宅 その3

こちらは2世帯住宅
核家族+片親で大家族住宅の中でも
家族構成は最小規模です。

生活の時間帯が異なると
食事の時間も異なってきます。
そのためお母様の生活領域にDKを設けました。
仏壇のある和室もお母様の領域です。

大家族住宅2大家族住宅2-2

人は調子のいいときも悪い時もあります。
調子の悪い時は無理しないで調子のいい時にだけ
接点を持つようにして
お互いにいい人であり続ける事ができれば
そのほうが良いと思います。

2012/09/23

大家族住宅 その4

大家族住宅に期待されるものは
経済的なものだけではないはずです。

大げさに言えば「文化の伝承」という事だと思います。

私の祖父母と生活した経験から思い浮かぶのは
1、躾け
2、食文化
3、季節の行事
など、忙しくしていた父母を補うように面倒を見てくれる中で
無意識のうちに伝えてくれたものが有ったように思います。

1、躾け
「躾け」は裁縫の「仕付け」に通ずるのでしょう。
良い事悪い事を知るだけでなく、良い習慣が身につくまで
「仕付け糸」でとめて置くように
何度も何度も良い習慣が身につくまで続く教育です。

例えば
・靴はそろえて置きなさい
・挨拶をしなさい
・片づけしなさい
・ごろごろしていないで
・親の手伝いをしなさい
・「いただきます」「ごちそうさま」
・無駄遣いしない

など頭で判るのでは無く自然にそうなるまで
「躾け」られたように思います。



食卓は掘りごたつになっていて
冬の寒い朝お尻から潜り込んで首を出していると
祖父が「カニがカニが、、」と言いながら
お尻をチクリと抓って
きちんと座りなおすまで抓られたものです。

顔は笑っていても「怠け者になるな」という思いが
詰まっていたと
当時の祖父の年代になって共感するものが有ります。





残念ながら祖父母共に早くに無くなったため
不完全だった事が悔やまれます。



次回は「文化の伝承」食文化です。
美味しいネタを用意しておりますお楽しみに。