2012/07/10

ユリの香り

朝の日課の庭と道路の掃除を始めると
ふと香ってくる花の香り

何だろうと思って見渡すと
庭の中できわだって朝日が当たっているように咲いているユリ

「ああいい香り、ああ幸せだなー」
と思わず独り言

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この季節はさまざまな花の香りが楽しめます

今盛りなのは玄関脇のラベンダー
先週まではフェンス際のジャスミン
その前は垣根に絡ませたバラ
これらの花は
「見て、見て、見て!ここに居るよ!」とばかりに
香りを発散してくれます

裏に植えたペパーミント、タイム、セージなどは
普段はあまり香りませんが
少し触れると驚くほどの香りがします
そのたびに驚き、豊かな気持ちにさせられます

狭い庭でも香りのある花木を置く事で
日常生活を豊かに演出することが出来ます
「あー、生きていて良かった」と言う言葉が自然と
口を付いて出て来ます

住まい作りには限りなく深い喜びが有る
そんな風に感じております
2012/07/11

西日対策

周りに家が無く空き地ばかりのため
西北西向きのキッチンの小窓から
西日が部屋の奥まで差し込んで
じりじりと部屋を焦がして行く
そんな時期がやってきました

菜園用に買ってあった市松模様に編んである遮光ネットを
つければ、、、と思いついて
早速外壁と物置の間にネットを張ってみました

外観はあまり美しくは有りません
(さりとて見苦しくて居られないほどでもありません)
が、中から見ると木陰を感じさせる光と影が
レースのカーテン越しに風に揺れています

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日差しが約半分になり節電の役にも立ちそうです
市松模様の陰影がちょっと楽しく感じられます

ホームセンターの農業用品売り場で安く手に入りますので
お勧めいたします
2012/07/13

注文の多い設計屋

無料間取り作成のご注文をいただきましたS様
ご希望の中に
・リビング階段にしないこと
・和室4.5帖を設けること
と言う項目が有りました

小規模住宅ではこの二つを取り入れると
リビングやダイニングなどの空間が貧弱になる事が多くなります

リビング階段にしないと
玄関⇔階段、居間⇔階段の廊下が発生することが多く
その分リビングなどにしわ寄せが来ます

住まい手が和室4.5帖と言ってしまうと
設計者は条件反射的に縦横1.5間の正方形の4.5帖をイメージし
それに1間の押入れをつけて、居間とはふすまで仕切って、、、
と考えてしまいます
この仕切られてしまった和室はリビング・ダイニングの
日常生活の空間とは切り離されて貧弱な生活空間となります

そこで「注文の多い設計屋」は
この二つの理由を尋ねます

すると
リビング階段は暖房効率のため
和室4.5帖は来客2,3人が泊まるためとのこと

リビング階段がいけないのではなく
4.5帖の和室が欲しいのでもなく

暖房効率の落ちない階段と
2,3人の宿泊が可能な部屋がほしいと言うことでした

であればと
居間⇔ホール⇔階段という形で廊下を極小にした階段と
3帖+板の間+1間の押入れを引き込みふすまで仕切れるようにした
奥行きの狭い畳コーナーを提案させていただきました

リビング・ダイニングの面積が大きく取れ
ふすまを開いておけば畳コーナーも生活空間の一部として
広がりを感じることが出来ます

セカンドオピニオンでしたが
元の設計とは大きくイメージが変わって
大変喜んでいただけました

ポイントは
本当に欲しいものは何かを知ること
そこに気づいてもらうこと
ですね
2012/07/20

住宅訪問

新シリーズ「住宅訪問」
「ハウスメーカーやビルダーさんの評価」を記事にしてほしい
という読者さんのリクエストにお応えして
完成見学会、ショウルーム、現場見学会などにお邪魔して
記事を書かせていただきます。

個人のお宅の現場・完成見学会などは個人情報に関係することは
チラシに記入された範囲となります。
2012/07/20

株式会社茂原アテックス   住宅完成見学会

株式会社茂原アテックスさんの住宅完成見学会に行ってきました。
チラシを見て伺うと、一月ほど前に通りがかった時に「む!?良い家だな」
と目を引かれていたその家でした。
白と黒のモノトーンで決めたシャープな外観
きりっと隙の無い姿にそれだけで質の高さを感じる家です。

テーマは「コンパクトリッチなデザインハウス」
約30坪の大きさながら面積以上の広がり感とたっぷり収納を実現、、、
とあります。

コンパクトでリッチなという相矛盾しがちな概念をいかに両立させるか?

そのポイントは吹き抜けと階段でした。
茂原アテックス


約8帖大のリビングのほとんどが吹き抜けになっていて
その吹き抜けを黒塗りのシンボリックな階段が二階へ
平面的には広いとはいえない空間もここまで大胆な吹き抜けにされると
圧倒的な広がりを感じます。
リビングと一体になったキッチンの長いカウンターが視線をダイニングに誘いさらにウッドデッキ(未施工)につながります。
この空間も階段と梁を黒で引き締め床、壁、天井、キッチンセットほか全てを白でまとめてデザインハウスの名に恥じないおしゃれな空間です。

もうひとつの売りは「収納」
玄関脇のシューズクロゼットをかねた4帖のアウトドア収納
思わず「広い!」と唸りました。
サーフボードのメンテナンスの空間でもあります。
キッチンからパントリー、家事スペース、洗面、洗濯、浴室と続く
収納と家事が切れ目無くスムースにつながる空間は
女性スタッフの多い会社ならではの細やかな配慮が見て取れます。

今回の見学で一番感心したのは
キッチンに立ってみると家のほとんどが見渡すことが出来て
2階の子供室の様子も吹き抜けを通して感じることが出来る事です。
子供が帰ってきた時に自然に顔が合って
「ただいま」「お帰り」「今日はね、、、」と自然と会話が弾むような
仕掛けになっているのです。
人間関係をしっかりと意識した間取り作りが出来ていることがわかります。

チラシに記載された性能のデータも申し分なく
日立グループの会社と言うことでもあり
「どのように価格を抑えているのですか?」と言う不躾な質問に
「人材派遣から環境サービスまで幅広い業態を持っていて
安定した経営基盤の元で資材部がしっかりしています」と言う回答
「なるほど」と納得

設計業務も建築士の資格を持った営業担当者がプランをまとめ
構造設備など技術面を専門スタッフがまとめると言う方法
構造設備を含め煩雑になった建築設計をチームでこなしてゆく方法に
これからの住宅設計・住宅産業のあり方を考えさせられました

突然のアポ無しの訪問にも快く対応していただきました
説明していただいた小高建築センター主任は終始にこやかで
どこかでお会いした事のあるような親しみのある方だな、、、と思っていたら
帰りの車の中で気づきました
「あ、NHKニュースの阿部アナウンサーに似てた」(失礼)