2012/05/05

後悔しない家

間取りの作成の依頼があると
調査票を書いていただきます
その中に
「もし〇〇の家」という名前をつけるなら
というちょっと気障な質問があります
素敵な回答があります

家族が集う暖かい家
自然が似合うナチュラルな家
アンティーク家具が似合う家
経年美化の家

それぞれに望んでいる何かが伝わってきて
「お役に立ちたい」という意欲を刺激されます

そんな中でドキッとしたのが「後悔しない家」でした
悩みました、そこでメールで下のようにお伝えしました



「後悔しない家」にするためには
考えて考えて考え抜いてこれ以上考えられないところまで
考え抜きたいと思います

住まい手も住まい方、生き方をよく考えて
必要なもの不要の物の判断をしっかりとして
必要十分条件を満たして贅肉をそぎ落とす様に
考えていただければありがたいです


というものです
前半の「徹底的に考える」これには異論は出にくいと思います
後半の「住まい手が住まい方を考えて」には注釈がいると思います
良い間取りは住まい手の生活や住まい方にぴったりなものです
生活のビジョンが無いと良い間取りは出来ません
という趣旨でした


以前に書いた間取りが決まるまでに例として挙げさせていただいた
設計事務所の先輩の話
設計の専門家が自宅の設計に後悔の無いように
時間をかけて推敲したにもかかわらず不満が残った
という部分です

技術や機能にのめりこみすぎて
家族とどんな生活がしたいか
という根本のビジョンが抜けていたのです

逆にこの点だけしっかり抑えていれば
後悔はしないのではないでしょうか

完璧な完全無欠の人が居ないように
完全無欠の住まいもありません

欠点だらけでも愛すべきチャムーポイントのある人は
大過なく過ごすことに長けた人間よりも愛されるものです

住まいに必要なのはあなたがチャーミングだな
と感じられるポイントなのだと思います

「もし〇〇の家」という名前をつけるならという質問は
あなたが「チャーミングだなと思えるもの」という質問に
置き換えられるのかもしれません
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2012/05/29

仏壇の位置 その2

更新が遅くなり読者の皆様にはご迷惑をお掛けしております
生きているといろんなドラマに遭遇いたします
その話は後日記事にしたいと思っています

さて、かりん☆ライス 様から下のようなコメントをいただきました

>「仏壇の上の部屋」で検索して 間取りさんのブログにたどり着きました。
>2階部分のリフォームを考えていて、現在は仏壇の上は押入れなので問題はないのですが
>わたしの考えた案ではリ>フォーム後はリビングになってしまう。
>ご先祖様は踏みたくないけど、リビングは広げたい。ちょっと悩んでます。
>考えすぎて変な夢まで見てしまいました。

ずっと考え込んでしまいました
まず私だったらこうするという考え方は
居間に仏壇を置きます
小さくてお洒落な仏壇を買うか
作り付けの家具で仏壇を作るなど
居間のインテリアとマッチさせていきます

仏壇の位置に書いたように
「仏様は家族だから仏壇を置くのは家族のいる居間ににしなさい」
という僧侶の言葉を待つまでも無く
多くの日本人は仏壇に手を合わせるときには
先祖や身近な親族のことをしのんでいると思います

仏壇らしくあることより日常の生活の中に溶け込んだ形で
そばに置くのが住まい手の気持ちに沿った形なのだと思います

自分の生活に合ったスタイルの仏壇を考えて
居間に一緒に居てもらうように考えてみてはいかがでしょうか