2012/04/01

住まいに生彩、ピクチャーウィンド

窓の話その2です
前回の窓の話は機能面に限ったドライな話になってしまいました

そんなもんじゃないでしょう
という言葉が返ってきそうですね
その通りです

間取りの中で窓を考えるときに
機能的な側面のほかに
生活を豊かにする美しさと言う側面も
重要です

リンクを貼らせていただいている
衣食住を楽しむのmihoさんのお宅の窓が
好例です
ピクチャーウィンド
お洒落ですね
窓自体が一枚の絵のようですね
このように景色を切り取って一枚の絵のように見せる
窓枠が額縁のような窓を
ピクチャーウィンドと言います

「衣食住を楽しむ」というブログ名の通り
日々生きるその衣食住自体が楽しみになること
すごいことですね
生きていること自体が楽しいんです
こんなすばらしいことはないと思います

その「住」住まいを楽しむ
その楽しみ方のひとつがこの窓です
窓の向こうの木が
春は新芽が芽吹き
夏は深い緑に
秋は紅葉となり
冬には枝に雪が積もり
風に揺れたり、雨に濡れたり。小鳥が来たり

そんな四季折々の自然の美しさを楽しめるのです
それも漠然と外が見えるという窓ではなくて
写真家が景色の一部を切り取って芸術に高めるように
エッセンスだけを集約してみせると言うことです

あなたの住まいのどこかに「はっ」とするような窓を組みこめたら
どれほど生活が豊かになるか

窓はどんな家にも付いています
そこに意匠を凝らすとこんな豊かさが生み出せます
何も考えずに開けた窓とコストは変わりません

ぜひ考えたい窓の話でした
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2012/04/03

仏壇の位置

「仏壇の位置」を「住まいと家族」のカテゴリーに入れるのか?
という気もしますがまあ取り合えず(^^ゞ

知り合いの僧侶の話では
「仏様は家族だから仏壇を置くのは家族のいる居間ににしなさい」
と言うことでした
その話をすると
「フローリングの床の上に正座するのは痛そうだね」などいいつつも
使わない仏間を作る位ならリビングを豊かにしたほうが良いでしょうと説明すると
多くの方がそのようになさっています
「前のように、わざわざお線香を上げに行かなくてもすぐそこだから便利がいい」
と評判が良いです





私の家は普通の日本人で
お正月には神社に行き
クリスマスにはケーキを食べ
お葬式は仏式で、、、、

という事なんですが9.11のときに流行った
「千の風になって」を聞いて自分のお墓は要らないな
と思っています
当然仏壇も不要で
意味不明の戒名も要らないしお経も要りません
と家人に話をしていて合意しております

後半は間取りとは関係ない話でした
2012/04/07

~ネバならぬの否定

間取りのコツについて書いてみたいと思います

間取り図作成ソフトが出来て
初めての人でも間取り図を簡単に作ることが出来るようになりました

必要な部屋を並べて行くと間取りが出来上がり
外観図やインテリアのチェックまでできます

こうして出来上がった間取りがあなたの生活にピッタリのもので有ればよいのですが
どこか不十分な気がするけれどもどういじっていいかわからない
と言うことが出てきます

そんなときのお勧めテクニックは

部屋の大きさや繋がりに関して、こうでなければならない
という固まった考え方に、本当に?もしそうで無ければ?逆に考えれば?
と言う疑問を投げかけて見ることです

例えば
お客様が泊まる客間が必要だと考えているものを
本当にいるかどうか?なくしてみたら?など仮定してみて
実際の利用頻度などから
「年に2、3回なら居間のソファで良いや」と言うことになると
一部屋少なくなります。住宅の設計で1部屋少なくなると
まったく違ったものになって、作りやすくなります。

このテクニックを「~ネバならぬの否定」としておきます
2012/04/14

網戸出しましたか?

一昨日(4月12日)4時頃、出先から戻って家のドアを空けて
一歩家に入ると『ム~ッ』とする暑さにああ懐かしい感覚と感動
一日締め切っていた家が日差しに暖められていたようです

「疲れたから今日はやめよう」と言う言葉を背中で聞いて
そそくさと物置に急ぎました
半年前に洗ってしまって置いた網戸を運び出して
ホイホイホイと取り付けて
窓を全開オープン
涼しい風が心地よい「あーいい季節だね」と春風に感謝

一服してからトイレ、洗面、キッチンに取り付けた
自作の内窓を取り外せばさらに涼風が

そこで15年ほど前の若いころの記憶が浮かんできました
(うそです、もうそんなに若くはありませんでした)

ある住宅の設計打ち合わせをしていると
「網戸は何処に仕舞ったら良いの?」と奥様
「?網戸、、、仕舞うんですか?」と間取

私の親は網戸は一年中窓に取り付けたまま
決して横着な人間ではなくどちらかと言えば
働き者の部類でしたが、、、、

生活習慣とはその家々で違うものだなと驚いたものです

今は冬に網戸を仕舞う派です
網戸に付いたホコリが見苦しいと思うので、、、

網戸を仕舞う派、仕舞わない派 
皆さんはどちらでしょうか?

今日は朝から冷たい雨、文書の整理などが出来て助かります
晴れの日は家庭菜園に追いまくられております ハイ
2012/04/14

行間を読む

「プランを見て感動したのは初めてです
ありがとうございます」

こんなうれしいお言葉をいただきました
このブログと無料の間取り作りをやってよかったったなーと
つくづく思います

某有名ハウスメーカーと仮契約済みで
何度設計変更してきても納得できるものが出てこないと
苦しんでいる中で当ブログに出会ったそうです

幅6.5m奥行き40mの南入り
間取り図鑑のカテゴリーのうなぎの寝床3
7mX15Mより幅の狭い敷地です
ハウスメーカーの標準設計ではもちろん入りません
設計力の試される敷地です

設計条件の中で
「1階南側に寝室」「北側に既存の灯篭などを生かした庭」
「それに面した広縁」という言葉がありました
ハウスメーカーさんの間取りはこの言葉に忠実に作ったものもありました
それでも住まい手は納得できません
聞いたとおりに間取り図を描いたと設計者は言いたいでしょうが
違うのです

配置計画のカテゴリーの車ってそんなに大事ですか?にも書いたように
住まい手の言葉をそのまま絵にするのではなく
設計のプロとしてそれはしないほうが良いと
責任持ったアドバイスをする必要があります

まず寝室を南側にすると
昼間の時間を過ごす居間が日の当たらない場所になってしまう
さらに南入りですから寝室が道路に面するデメリットもあるわけです
こうして「南側の寝室」はあきらめていただくことにしました

間取りは南側に居間を取り中央にDK
DKに面して中庭を設けて
その北側に寝室

北側の寝室にも中庭からの
直射日光と風が入るようにしました
中庭に面してDKを設けることにより
日常生活の中に先代が残した灯篭など
大切な物を身近に置いて日々楽しむことが出来ます

設計者は
「南に寝室」といわれたら「日当たりの良い心地よい空間」と読み替え
「広縁」と言われたら庭とのつながりを持たせた豊かな空間」と読み替える
いわゆる行間を読む必要があります

さらに、「既存の灯篭などを生かして」と有れば歴史ある文化的の高さを感じて
身を引き締め上質な空間を作ることに専心しなければならない
と思います

間取りを見ていただきたいとは思いますが
住まい手の重要なプライバシーですので
「見てほしい」とおっしゃらない限り
残念ですが公表することはありません