2012/04/07

~ネバならぬの否定

間取りのコツについて書いてみたいと思います

間取り図作成ソフトが出来て
初めての人でも間取り図を簡単に作ることが出来るようになりました

必要な部屋を並べて行くと間取りが出来上がり
外観図やインテリアのチェックまでできます

こうして出来上がった間取りがあなたの生活にピッタリのもので有ればよいのですが
どこか不十分な気がするけれどもどういじっていいかわからない
と言うことが出てきます

そんなときのお勧めテクニックは

部屋の大きさや繋がりに関して、こうでなければならない
という固まった考え方に、本当に?もしそうで無ければ?逆に考えれば?
と言う疑問を投げかけて見ることです

例えば
お客様が泊まる客間が必要だと考えているものを
本当にいるかどうか?なくしてみたら?など仮定してみて
実際の利用頻度などから
「年に2、3回なら居間のソファで良いや」と言うことになると
一部屋少なくなります。住宅の設計で1部屋少なくなると
まったく違ったものになって、作りやすくなります。

このテクニックを「~ネバならぬの否定」としておきます
2012/04/14

行間を読む

「プランを見て感動したのは初めてです
ありがとうございます」

こんなうれしいお言葉をいただきました
このブログと無料の間取り作りをやってよかったったなーと
つくづく思います

某有名ハウスメーカーと仮契約済みで
何度設計変更してきても納得できるものが出てこないと
苦しんでいる中で当ブログに出会ったそうです

幅6.5m奥行き40mの南入り
間取り図鑑のカテゴリーのうなぎの寝床3
7mX15Mより幅の狭い敷地です
ハウスメーカーの標準設計ではもちろん入りません
設計力の試される敷地です

設計条件の中で
「1階南側に寝室」「北側に既存の灯篭などを生かした庭」
「それに面した広縁」という言葉がありました
ハウスメーカーさんの間取りはこの言葉に忠実に作ったものもありました
それでも住まい手は納得できません
聞いたとおりに間取り図を描いたと設計者は言いたいでしょうが
違うのです

配置計画のカテゴリーの車ってそんなに大事ですか?にも書いたように
住まい手の言葉をそのまま絵にするのではなく
設計のプロとしてそれはしないほうが良いと
責任持ったアドバイスをする必要があります

まず寝室を南側にすると
昼間の時間を過ごす居間が日の当たらない場所になってしまう
さらに南入りですから寝室が道路に面するデメリットもあるわけです
こうして「南側の寝室」はあきらめていただくことにしました

間取りは南側に居間を取り中央にDK
DKに面して中庭を設けて
その北側に寝室

北側の寝室にも中庭からの
直射日光と風が入るようにしました
中庭に面してDKを設けることにより
日常生活の中に先代が残した灯篭など
大切な物を身近に置いて日々楽しむことが出来ます

設計者は
「南に寝室」といわれたら「日当たりの良い心地よい空間」と読み替え
「広縁」と言われたら庭とのつながりを持たせた豊かな空間」と読み替える
いわゆる行間を読む必要があります

さらに、「既存の灯篭などを生かして」と有れば歴史ある文化的の高さを感じて
身を引き締め上質な空間を作ることに専心しなければならない
と思います

間取りを見ていただきたいとは思いますが
住まい手の重要なプライバシーですので
「見てほしい」とおっしゃらない限り
残念ですが公表することはありません
2015/12/28

15パズル

こんにちは間取り・家作りボランティアの間取作造です。

セカンドオピニオンの間取り作りをしていて「16を抜いていない解けない15パズルだ」と思うことがあります。
下の画像のような15ピースの数字をスライドして順番に並べ替えるゲームを15パズルと言うそうです。
縦横16マスのうち1マスを外して15のピースを一つづつ動かせるようにして遊びます。
16こめを外さないと全く動かせないのでゲームになりません。

15パズル

住宅は一生に一度の大きな買い物ですからあれもこれもと取り入れたいことが沢山あることは当たり前です。
それを全部生かす様に考えると原案通りになってセカンドオピニオンに成らないことになったりりします。

こんな時には要求事項が必要かどうかもう一度検討しなおすことをお勧めします。

若い頃上司に「原点に戻って考えろ」と言われました。
その頃は良く解らない事を言うな~と思っていましたが
建物に要求される機能を満足すればこだわっている要素を手放しても
小さなスペースやしつらいで十分だと言うこともあります。

例えば良くある「リビングに隣接して和室が欲しい」と言う場合
4.5~6帖の囲われた部屋でなく2~3帖の畳コーナーにするとか
フローリングにマットを敷くだけで十分機能するなどと言うことがあります。

また書斎部屋をやめてリビングや寝室の一部に書斎コーナーを設ける方法は
よく使う方法です。

このように「使い方を満足して要素を減らす」事を考えると16番目のピースが外れて
建築の自由度が増してよい建築になることが有ります。
このことが「原点に戻って考える」ことかも知れません。