2020/12/31

はじめに

フリープランニングにおこしいただきましてありがとうございます。
間取り、住まい作りのお悩み解決のためのブログです。
建築設計事務所勤務や自営で住宅を沢山手がけてまいりました。
敷地の状況とご家族の希望をお聞きしてオリジナルの間取り図を作ります。
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間取り図完成後も身近な相談相手として連絡お問い合わせください。
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2017/03/26

間口6mの敷地に3LDK 面積は小さくても 豊かな空間で子供と楽しく暮らす家

こんにちは間取りづくり、間取りのセカンドオピニオンの間取作造です。

敷地は間口6mの、西側道路、南と北隣に3階建て。
東側だけ平屋建てこれもいつ建て替えられるか隣地の事ですから
あまり甘い想定はできません。

「100案以上作った中のベストの提案」だそうです。
確かにタイトな敷地にぎりぎりの配置をし
LDK17畳、寝室6畳、子供室6畳と上手いこと取っています。
LDKで不足している採光はトップライトを設けてクリアーしています。
いろいろやってみましたが
「面積を大きく取るパズル」ではこれが正解だろうと感じました。

そこで考え方を変えて面積を広く取ることから
広い感じがする「体感としての広がり」を重視する計画としました。

LDKを正方形の一部屋にしてお互いが見通せるようにします。
リビング階段を設け階段のために開けた吹き抜けを若干大きくして
2階の廊下と一体にします。

縮小170311ナナ邸02内観 

ここで問題になってくるのは採光です。
敷地の状況から道路側か屋根上にしか有効な採光が取れません。
道路側に窓を付けると構造上の壁量が不足します。
間取り作りでいつも突き当たる「あちらを立てればこちらが立たず」です。

ここは普段使わない力業(ちからわざ)で押し切ります。
窓と壁は同時に成り立ちません。
しかし壁量として有効な筋違(すじかい)と窓とは
相性は良くないものの全く成り立たないわけではありません。
内観図の正面に見える窓に白い斜めの線があります。
これが筋違です。

窓を開けても十分な強度を持たせる工法は少なくありませんが
特別な費用をかけることなくできる方法を提案しています。
2017/03/10

夏涼しく冬暖かい家 その4 ー通風ー

こんにちは間取りづくり、間取りのセカンドオピニオンの間取作造です。

夏涼しく冬暖かい家 その4 は通風です。

都市部では窓を開け放して風に吹かれる
という事も少なくなりました。
埃っぽく排気ガスが入ってくる外気では
風が心地よいとは言いにくいです。

それでも少し郊外に出れば春、夏、秋と風が気持ち良い時期があります。
スギ、ヒノキの花粉症のある人は3~5月はあきらめなければなりません。
イネだとかブタクサだとかにもアレルギーが有って
一年中花粉で悩まされている方もいますが、、、

ともあれ風が心地良いことがあります。

一時代前は夏の暑さをしのぐのには日陰と風が頼りです。

通風で重要なことは出口です。
居室には採光や日照のための窓があります。
そこが風の入り口になります。
風の出口はその反対側が理想的です。
そうでなければ直交する面例えば南側に窓が有れば西か東に有れば良いですね。
それも無理な時には高窓で屋根の上に抜ける様に工夫したりします。

170311ナナ邸01外観縮小 

夏涼しく冬暖かい家」の基本事項は誰でも知っていることです。
知っていることを個々のケースで十分発揮できるか
それが設計力だと感じます。

日々精進して良い家づくりのお手伝いをして行きたいと思います。
2017/03/10

夏涼しく冬暖かい家 その3-断熱ー

こんにちは間取りづくり、家づくりボランティアの間取作造です。

夏涼しく冬暖かい家」をテーマに
その1では、冬の方位別の日照の量
その2では、夏の軒による日差しのコントロールついて書きました。

もう一つ重要なテーマは断熱です。
日照を工夫した暖かい家でも断熱性能が低いと
日照がなくなると同時に冷え込んできます。
そのようなことがない様にするのが断熱です。
夏涼しく冬暖かい家」にの重要な要素です。

断熱性の低い住宅と断熱性の高い住宅のイメージは
下の図のようになります。

onndo.jpg 

これは暖房時の状況ですが
冷房に関しても断熱性が高いほうが効率が良いのは言うまでもありません。


「断熱材、断熱工法でお勧めは何ですか?」
というご質問を受けることがあります。
正しく答えようとすると一つの回答には至らないのが現実です。
様々な材料と様々な工法があってそれぞれに短所長所があるからです。

 
その中で工法を決定する重要なポイントは
「正しく施工される」ことです。
カタログデータが良くても現場で正しく施工されていないと
十分に機能を発揮できません。
施工者とよく話して納得できる工法で進めることが大切です。

そして正しく施工できているかを確認してください。
とても難しそうですが一つの方法があります。
素人が現場をチェックするなんてと思うかも知れませんが
こんな方法なら可能だと思います。

まず採用するメーカーの施工要領書を取り寄せてもらって
監督さんに説明してもらってください。
監督さんも普段使っている工法で理解していると思いますが
お客様に説明するとなるともう一度見直します。
そして施工要領書の写真と現場を見比べて
その通りになっているかどうか
その通りになっていなければその理由を確認してください。

これだけで施工精度を上げることが出来ます。
2017/03/08

夏涼しく冬暖かい家 その2 ー夏涼しい家ー

こんにちは間取りづくり、家づくりボランティアの間取作造です。

夏涼しく冬暖かい家」その2は夏涼しい家です。
「冬暖かく」は日照を確保する事が大事です。
「夏涼しく」は逆に日照を遮ることが重要です。当たり前ですね。

「冬暖かく」で使った例題の建物で検討してみましょう。
日照2外観 
上のような正方形で東西南北の各面に掃き出し窓のある家で考えてみます。
ここでは750mmの軒が出ていることがポイントです。

s6
東京の夏至の日の出は4時31分です。
上の図は6時の日照です。
6時の時点ですでに東の窓から部屋の奥まで入ってきます。
暑そうですね。

s8
8時の日照です。

s10
10時に軒が機能して部屋の中への日差しは少なくなります。

s12
12時の日照です。
部屋の中には日差しが入っていないのがわかります。
軒が機能して日照を遮ることが出来ています。

s16
17時の日差しです。
17時には太陽高度が低いので軒が有ってもその効果がありません。

s18
18時の日差しです。
東側だけでなく北側の窓からも日差しがあります。
「西日」を嫌う意味が良くわかりますね。

「夏涼しく」の要件は
南の窓には軒を付けて日差しを遮る事が有効。
東西の窓には軒を付けても効果がない。
北の窓からも日照があり注意が必要。